スペイン概要
スペインの歴史的特徴と現在の特徴
スペインは、地形的にも大変美しく、ヨーロッパの先端としてアフリカ大陸にも接し、その地理的環境から太古より東洋と西洋の十字路として様々な人種・民族・文化を迎え入れ、多くの民族による征服の歴史を繰り返してきました。
征服者を振り返ると、古くはギリシャ・フェニキア・ユダヤ・ローマ・ゴート・アラブから、キリスト教徒や他のヨーロッパ人と多くを数え、それぞれの民族や文化がうまく融合し、そして統合され、スペイン独自の文化を創り出し、活気ある現代スペインの土台となっています。
幸いにも、現在のスペインは過去の国際的孤立状態から脱却し、EC・NATO・OECDにも加盟し、立憲君主制のもと完全に自由民主国家となっています。
スペインの国土は広く変化に富んでおり、各地方によって気候・自然・文化もそれぞれに異なっています。北部は湿気が多く緑豊かな土地で、内陸部は荒涼とした平原が続き、地中海岸は肥沃、そして南部のアンダルシア地方は、白壁の家々に照り返る太陽がまぶしい乾燥した土地です。

また地中海に浮かぶバレアレス諸島は、フェニキア時代からの長い歴史を持つ温暖な島々。そしてカナリア諸島は大西洋の火山島で、常夏の楽園として知られています。


スペイン基本情報
国名:スペイン/Espana(スペイン語ではエスパーニャ)Kingdom of Spain
首都:マドリッド
人口:約4045万人(2007年7月推計)
言語:スペイン語(カタルーニャ語・ガリシア語・バスク語なども地区により使用)
通貨単位/レート:ユーロ
紙幣:5、10、20、50、100、200、500ユーロの7種類【ユーロ】
硬貨:1、2、5、10、20、50セント、1、2ユーロの8種類【ユーロ】
時差:日本時間マイナス8時間
宗教:カトリックが国民の94%を占める
スペインの文化
【文学】
スペイン文学においては、特に著名な作家として世界初の近代小説と呼ばれる『ラ・マンチャのドン・キホーテ』の著者ミゲル・デ・セルバンテスが挙げられます。
【食】
スペインは地方によって気候や風土、文化、習慣が異なるため、材料やその調理方法は様々で、事実上スペイン料理としてひとくくりにはできません。共通点としては、オリーブオイルやニンニクを好んで使用していることなどが挙げられます。またスペインでは日本と異なる時間帯に食事を摂り、一日に5回食事を取ります。
日本でも親しみのある料理として、パエリア・トルティーヤ・チュロス・ワイン等が挙げられます。


【世界遺産】
スペイン国内には、ユネスコの世界遺産一覧に登録された文化遺産が34件、自然遺産が2件、複合遺産が1件あります。
サグラダ・ファミリア
アントニオ・ガウディの代表作の1つで、バルセロナに建設中の教会。サグラダ・ファミリアとは「聖家族」を意味します。正式名称は、El Temple Expiatori de la Sagrada Familia(聖家族贖罪教会)。日本語では聖家族教会または神聖家族聖堂などと呼ばれます。
アルハンブラ宮殿
スペインのアンダルシア州グラナダの南東の丘の上に位置する宮殿。宮殿と呼ばれていますが城塞の性質も備えています。「アルハンブラ」とはアラビア語で“赤い城塞”を意味する「アル=カルア・アル=ハムラー」がスペイン語になまったものです。
グエル公園
施主のエウゼビ・グエイ伯爵(スペイン語読みではグエルとなる)とアントニオ・ガウディが作り上げた分譲住宅で、1900年から1914年の間に建造されました。
カサ・バトリョ
バルセロナにあるアントニオ・ガウディが手がけた建築物の1つ。カサ・バトリョとはスペイン語(カスティーリャ語)発音によるもので、カタルーニャ語ではカザ・バッリョと発音します。バトリョ邸(バッリョ邸)。
アルカサル
セリビアにあるスペインの王室。14世紀にペドロ1世の命により、イスラム時代の宮殿の跡地にムデハル様式で建設が始められ、アルハンブラ宮殿を意識した構造になっています。また15世紀から16世紀にも増築されたため、ゴシックやルネサンスなどの様式も混じっています。
【スポーツ】
サッカー、バスケットボール、テニス、自転車競技、ハンドボール、モータースポーツ、ウォータースポーツ、ゴルフ、スキーなどが人気のあるスポーツとなっています。特にサッカーは最も盛んで、スペイン代表はFIFAワールドカップに11回の出場を果たしており、欧州選手権では2度の優勝を経験しています。しかしサッカースペイン代表は意外にもFIFAワールドカップでの優勝経験がありません(最高位は1950年の4位)。

【生活習慣】
スペインにはシエスタ(Siesta)という昼寝をする独自の習慣があります。シエスタは午後2時くらいから午後4時くらいまでで、その時間デパートと飲食店以外の店は閉まってしまいます。